実家を出た日のこと
今週のお題「わたしの実家」
結婚したとき、実家を出ました。
その選択をした当時の自分は、それがどういうことなのか、
ちゃんと考えていなかったのかもしれません。
私の実家は割と田舎にあり、山に囲まれた静かな土地です。
生まれ育ったその町を、とても気に入っていました。
大好きな家族と、大好きな故郷。
でも、結婚するときって、彼氏のことで頭がいっぱいで、
「この人と一緒に暮らせたらどんなに楽しいだろう」
「結婚式やハネムーン、楽しみだな♪」
って、そればっかりなんですよね;
最初のうちはホームシックになるだろうけど、
「住めば都」って言うし、そのうち慣れるでしょ。
引っ越す前はそんな風に思っていました。
引っ越しの日が近付くにつれ、だんだん寂しくなってきて…
でも、いろいろ進めてしまっているので今更後戻りはできない、
という変な焦りみないたものを感じて過ごしました。
当日、車に乗る前に
「じゃあ、行ってくるね」
と言った瞬間、涙がポロポロ
十何年ぶりに母がぎゅっと抱きしめてくれました。
引っ越し先は旦那の実家から徒歩圏内。
私の実家からは車で1時間の距離にあり、
私の今までの生活圏から外れたところにあります。
いわゆる、「慣れない土地」というやつです。
今まで田舎に住んでいたので、どこに行くにも車が必要で、
近いところでも15分くらい車を走らせるのは当たり前でした。
対して新居は、歩いて行ける範囲に何でも揃ってる。
コンビニ、スーパー、薬局、100均、病院、美容院…
何でもあって本当に便利だけど、私が本当に欲しいものがない。
心に大きな穴があいたような感覚で、
最初のうちは毎日枕を濡らしながら眠りにつきました。
「1時間で帰れるのに大げさな」と思うかもしれませんが、
たまに遊びに帰るのと、その土地で暮らすのとでは、
全然意味が違ってきちゃうんですよね。
今ではさすがに泣くことはなくなりましたが、
2年経った今でも故郷のことはよく思い出します。
実家を出る選択をした皆さん、どういう気持ちで過ごしていますか?
ホームシックってどうやったら治るんでしょうか?
今回はちょっと暗めの記事になってしまいました(*_*)
アデュー('ω')ノ