め~ちゃん育児と主婦の毎日

育児の日常や、日々の出来事などあれこれ('ω')

携帯ショップ店員として働いた2年半①~逃げの就活~

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私が新卒で携帯販売代理店に入社してから、辞めるまでの話をしようと思う。

この仕事を選ぶまで

大学4年生になり、就活が始まった。

最初はメーカーの事務職や銀行などを中心に受けていたが、何度やっても慣れない面接と容赦なく届く不採用通知に、すっかり自信を無くしていた。このレベルの大学で文系だと、営業職ぐらいしか就職先がないという現実を突きつけられていた。そんな時、合同説明会で目に入ったブースが携帯販売代理店だった。

 

携帯ショップには、華やかな印象があった。

最新のスマホが並ぶ明るい店内、可愛い制服を着た美人の窓口スタッフ、という感じの。仕事内容もイメージしやすかった。スマホに詳しくなったら、私生活にもいかせていいんじゃない?とも安易に考えた。会社説明を聞くと、なんだか良さそうな気がしてきた。

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後日ネットで調べると、辛い仕事なので離職率が高いとのこと。人手不足なら、こんな私でも雇ってくれるんじゃないか?もはやそういう思考になっていた。

もう一つの動機として、当時付き合っていた(と言えるのかわからないが)年上の彼氏のことがある。彼は転勤族。もし彼と結婚した場合、全国に店舗のある携帯ショップならば、付いて行った先で仕事を続けられると思ったのだ。バカな女ね。ただの都合のいい女でしかなかったことに気付いていたのに。

 

内定

それから携帯販売代理店に的を絞り、何社か受けたうちの第一志望に合格!

ほっとした。これでもう就活を続けなくて済むと。

ドコモとかauといったのはキャリアの名前であり、キャリア直営店はほとんど存在しない。大半のショップは代理店契約を結んだ企業により運営されている。私が就職したのは、大手商社の系列会社だったため、その名前の響きに優越感もあった。系列なだけで、全然すごくはないのだが。

 

父は反対していた。

「あんたには一番向かない職業だと思うけどね。大変な仕事だよ。」

 

ゼミの先生も反対していた。

「お前、その仕事本当に大丈夫か?絶対、もっと他も受けた方がいいぞ。」

 

もう就活を続けたくなかったし、合格の喜びを胸に、私はこの会社で頑張るのだと決めていたから、反対の声は響かなかった。この時点で就活はやめた。

これが大きな間違いだった。ここで逃げずに、もっと苦労してでも本当に自分に合う会社に就職すべきだった。

 

研修

最初の研修は東京で行われた。初めて一人で乗る新幹線にドキドキしつつ、ちょっと大人になったような気分だった。

全国各地から集まった同期たち。店舗どうしはライバルでありながら、時に協力することもある(機種を譲ったり、情報を共有したりする)ので、ここで知り合いをたくさん作っておくといいというアドバイスがあった。

厳しい研修と数日間の共同生活を送るうちに、皆仲良くなっていった。

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配属先の店舗が決まり東京での研修が終わると、今度は地域ごとに研修が行われた。ここではロープレを交えた、より実践的な研修が行われた。

研修を進めていくうちに、だんだん皆気付いていった。こりゃ、とんでもない仕事だぞと。

接客業なので、そのお客様に合わせた臨機応変な対応が求められるし、クレーム対応、機種やサービスに関する幅広い知識、何より、営業の腕が必要とされた。

「私、店舗に戻ってから実際に仕事できる自信がない。」と泣き崩れる子もいた。大丈夫だよ~と励ます周囲も、どこか不安げ。

私も、窓口に立つ自分が全く想像できなかった。

②~店舗の仲間たち~へ続く。

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